ありがとう

2005年3月29日
毎日、彼の事を考えていた。
性格には元彼なんだけど。

あの時どうして、あんな言葉を投げつけてしまったんだろう。
一度ばかりでは無く二度、三度も。
あの時私が笑顔でいたら、彼に感謝の気持ちを述べていたら
こんな事にはなっていなかったのかもしれない。
あの時私の方から自分の気持ちを正直に打ち明けていたら
あんなひねくれた終わり方をしなかったのかもしれない。
私の事をあんなに大事にしてくれた人はいなかった。
大好きだと言ってくれた
愛していると言ってくれた
ずっと一緒にいようねと言ってくれた
そんな中で彼から愛されるのが当然だと思ってしまった私は
いつの間にか彼の気持ちを受け流ししていて
自分が不安定な態度を取ることで
彼の気持ちの匙具合を測るようになってしまった。
そして、彼は私から離れていった。

私は彼に拒否されているという現実を受け入れられなくて
何度か電話をしたし留守電も入れたけれど
彼の声を聞く事は一度も無かった。

彼と会わなくなってからもう半年が過ぎようとしている。
以前に比べたら気持ちは幾らか軽くなったけど
後悔と自責の念は変わらず心の中でくすぶり続けている。
「あの時もし…ならば」の場面を何度も想像してはため息。
もう戻れるはずないのにね。

毎朝目覚めると同時に脳裏に浮かぶ
「彼は新しい彼女と幸せに過ごしているんだろうか」
という深海のような気持ち。
彼が私に示してくれた愛情を今は他の女性が受けているという事。
あの優しさも言葉もぬくもりも今は他の女性のものだという事。
認める事が出来ない私はまた
「もしあの時…ならば」の入り口に立って…。

でも、今日は少しだけ違ったんだ。
「彼が幸せなのなら、それでいいじゃないか」
ふとそんな気持ちが浮かんできたのだ。

彼と私には、もう交わる道は無いだろう。
それでも何かの縁があって一度は交わった道なのだ。
遠く遠く離れてしまったけれど
私は彼の幸せを願えればそれでいじゃないか。
彼が今幸せで笑顔なら、それでいいじゃないか。
彼はよく電話で
「仕事で疲れた時でも椎茸が自分にはいるんだって思えば元気が出るよ」
って言ってくれた。
今は期末できっと忙殺中だろう。
新しい彼女が彼の支えになってくれていて
安定した仕事や生活を彼が過ごせているのなら、それでいいじゃないか。

彼に対する気持ちを封印するのは今はまだ無理だけど
「もしあの時〜ならば」から卒業する事は出来そうです。
彼が幸せで過ごせているのなら、私も幸せです。

たくさんのありがとうを、彼に。

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